人生後半戦略に欠かせぬ薬

文芸春秋に掲載されている立花隆の癌闘病の記録を読んでいると、突然アスピリンの話が出てくる。しかも常用していて、手術には血小板の作用、血液凝固作用を減らすのでアスピリンの常用を中止するとある。
鎮痛剤アスピリンと何が関係あるのか?


調べると平澤正夫『超薬アスピリン』という新書版の本が出ているので早速読んだ。
アスピリンはバイエルの商標で薬名はアセチルサリチル酸といい、血液の凝固を抑制し心筋梗塞にも狭心症にも脳卒中にも効果をもたらす。
80ミリグラムという小児用の処方ぐらいの少量を飲むだけでよいらしい。いや多すぎると逆効果になるとある。
松岡正剛の書評ブログ千夜千冊にも出てくる。
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0915.html


なお癌予防、アルツハイマー歯周病への好影響まであると書かれている。
人生後半戦略にとって重要な知見だ。