心理戦略論のヒントを息子から得た

息子の試合を観戦した。
試合の中身がわかるわけではないので、記録に徹するつもりで行った。
試合の中で俄然走り込む姿をビデオ撮りしていてふと思った。


十分な体格を遺伝子として残してやることができなくてさぞ不自由が多いと思うが、その十分でない体格を上手に使い自分の与えられた使命に対して果敢に挑戦する姿はチーム全体にはっきりと好影響をもたらしていると感じた。チームにある緊張感が伝わってくる。
午前の部しか観ることができなかったが、結果優勝したと先ほど聞いた。


練習から帰るとまた二時間程度ランニングに出かける日常の意味が今わかった。
なぜ毎日寝るまでアイシングしているのか、その意味がわかった。


彼としてできることはすべてやりたいのだ。


経営戦略論では常に強みと機会の組み合わせを中心に構成することが最優先されると常々お話している。
弱みの解消などと体力があっても露ほど思わずとにかく強み資源へ再投資を重ねることが経営だと。人も会社もそうなんだと話してきた。


少ない資源を上手に使い戦線を少しづつ切り開いていく。一進一退、チーム全体が緊張し迫力を増し組織力を高めていく姿に人的資源の物理を超えた力を観た。
心理戦略論では、弱み×機会という特有の組み合わせもあることを着想できた半日だった。