人生の余裕って何?今の段階での結論。

 心の持ちようと言ってはいいすぎかもしれないが、人生の余裕感=豊穣感は気持ちしだいではないかと考えている。
 何事にも「メリットとデメリット」があり「裏と表」「正と反」といった相反性があることは五十年近い人生経験が教えてくれた最も大事な余裕感だ。古くは陰陽の考え方もそのことを言っている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%B0%E9%99%BD
 この考え方があればどのような苦しい状況であってもその意味を見出しこれもまた人生の1ページだと考える気持ちになる。


 自ら創り出した状況でもまた与えられた状況でもそのプラスの部分だけに意識を集中・愛着し共通項からライフビジョンを見出し、マイナス部分は意識的にも行動的にも極小化して処理し、どうしても禁忌事項として記憶にとどめなければならない条件だけ教訓にし抽象的に記憶していくのは人生の余裕を創り出す大事なプロセスじゃないだろうか。

 単なるポジティブシンキングだったら、すべての環境を受け入れ従属することにもなる発想だが、人生のビジョンにすべてがつながっていることなのだという自己肯定感があれば、目的は明確だし、目的に対してプラスなのか、マイナスなのかも客観化ができ自然にビジョンにつながった行動が促進されることになる。
 
 何もなかったように見える退屈な一日でも、また苦渋に満ちた意図しない一日でも、それは私の大切な人生の一コマ(This moment is my life.)だととらえその要因を明らかにすればリアクティブな行動観察はプロアクティブな行動原則に変わり、ライフビジョンへと蓄積されていく。
 
 これらのことを無意識に行うには喜楽の自己肯定感情を増幅しておくことが大切で感情記憶を最大心がけておくべきだ。