「自分の市場を創る」って言い方、いい響きだ。

競争が激化するだけでなく市場収縮も予感される中で、小さくても自分だけの市場を創る能力がますます求められている。


市場を創るというのはマーケティングの世界では、市場の見方を変えることを意味している。レイビットの学説から、現代の花王の商品開発まですべて市場の見方を変えることで大きく市場開拓を果たしてきた。
レイビットが例にひく、鉄道会社ではなく移動を楽しむことを提供する会社であるといった考え方、お茶を栄養ドリンクのように位置づけて高額で売る考え方…見方を変えて市場を創ることできるかどうかが自分市場形成の最大のポイントだ。


市場のパースペクティブの変更ってことでもっとも学術的に整理されているのがチャン・キムさんらが開発した「ブルーオーシャン戦略」だと思う。
学術的というか、たぶん手順としてしっかり固まったフレームを提供しているという意味だ。


チャン・キムさんは、実は既存市場のすぐ近くにある3つの非購買市場に着目すべきだと説いた。
第一グループ:買いたい意向があったが特定の障害があって買わなかった層
第二グループ:特定の理由があって、この市場の製品やサービスを利用しないと決めた層
第三グループ:市場から距離のある未開拓の層


僕が今考えているのは、自分たちの業界が特殊であってなかなか一般論が通用しないと思っていた業界の市場パースペクティブを変えて活動を強化しようと考えている。


これから面白いことができるぞ。

すごく参考になった記事↓
http://ohnishi.livedoor.biz/archives/50882222.html