なかなか気乗りしない日の特効薬

なかなか気乗りしない日というのがたまにあるが今日はそんな日だった。
雑念がわき、雑念に流される。
わかっていてもネットの遠い彼方に連れて行かれるような日だった。


こんな時にいいのが教訓集だ。
出版元が幸福の科学出版ときいてピンとこなかったけれど
フォーチュンに連載された主に現役経営者の発言をまとめた『シークレットアドバイス』はとてもいい教訓集だ。
教訓集を読んで心を引きしてめてみるのも大切だとよくわかった。


こういう本は断片的に読んでも価値があるので
そこも良いところだ。
なぜか自分の悩みを書いた章に目がとまるから不思議だ。
茂木さん的にいえば高速な脳の回転によるものなんだろうな。
何度やってもその場所に目がいく。


ここ1,2年戦略心理がもっとも関心があり、自然にアンディグローブの戦略転換点の教訓に目がいった。
彼が書いていることは一言で要約すると武士道だ。
環境変化に対応することが戦略ではない、戦略を変えねばならない時に速やかに身を変えることができるように
変化の前に心を鍛えておくこと。


大事にしてきたものを手放す勇気、絶対と思われた本質が変わった時に受け入れる勇気、誰一人味方はいないのではないかと思える時に助言を受け入れる勇気、また見限る勇気…


常時自分を客観視することができることが武士道の神髄だがまさにグローブはそういう方だと読めた。
読んでいるうちに、静謐なひとときが戻ってきた。