仕事の生産性を上げるってこういうことか!

僕の場合、文書を書くということが講義であれコンサルティングであれベースになるので、書く生産性についてはそれなりの効率効果をいつも考えて行動してきたつもりだった。


ところがまったく今までの論理的合理性は間違いだったのでないかとあるコラムを読んで気づいた。
脳科学者の茂木健一郎さんが、DUAL(PHP)という雑誌の特集で書いた内容だ。
ごく短い文章だければ短いからといって侮れない。


大量の文章を書いて出版している方で、しかもテレビや講演などの出演も多い。
時間をどのようにやりくりしているだろうかといつも感じていたが、彼の生産技術はとても簡素なものだ。


つまりPCを立ち上げて、PCをしまうまでの時間の集中量を引き上げるという考え方だ。
TODOなんて作る必要はなく、そのようなストロークさえも必要ではなく
隙間のように残された時間の中で優先度と配分をつけて最終アウトプットに近づけていく。


与えられた時間というのは予定として切り刻まれた時間の中でという意味と、物理的身体的に集中できる時間の中で
という二重の意味がある。次の仕事まで時間がかなりあったとしても集中は2時間が限度であり、その中でアウトプットに近い形にしていく。捨てるものを最大捨てきってやりきるということだろう。


そもそもTODOなんかは頭のワーキングメモリーの中にもやもやした状態で残っているもので今何をしなければならないかは緊張感をもとに頭に入っているはずだ。
だからこそ仕事を最大そぎ落としてこれだけをやるという気持ちが大事なんだろう。


ライフハック何冊読むより原理原則がわかることが大切だと改めて感じた出来事だった。